2015年3月23日月曜日

無印のアクリルフレームが捗る件と注意点

twitterでフォローしてる人が無印のアクリルフレームにアイカツ劇場版のスリーピングオーロラコーデの4枚を入れて飾っていて、いいなと思って真似したんだけど、うまくいかなかったこともあったのでそれも含めて、アイカツカードを飾るのって楽しいということを書こうと思う。

最初は4枚を横に並べるって構想で無印のアクリルフレームのパノラマを
買ってきた。無印のサイトから引っ張ってきたそのパノラマフレームがこれ。
これで4枚を横に並べて、データカードダスの筐体にあるサンプルみたいにして、パソコンのディスプレイの前に飾れば、作業中に目線を下に向けるだけでカードが目に入って机の上がすごい楽しくなるなって思って買った。ただ、買って入れようとして気づいたんだけど、これ端でネジを締めることでフレームの間に固定するから、端の2枚のせいでフレームが浮いちゃって真ん中の2枚は固定できない。ずっと入らない入らないって思ってたけど端にカード入れているからフレームが弧を描くようになっちゃってた。無印に電話したらやっぱりこの商品は1枚のパノラマサイズの写真とか用なのでそういうカード4枚的なのは無理ということで返品した。

で代わりに買ったのがA5サイズ。

横にしてちょうど4枚がきれいに収まった。参考にしたフォローしてる人ははがきサイズのフレーム使っていたんだけど、それだとスペースの問題で4枚を一部重ねてディスプレイしてて、重ねるってのが嫌で全部きれいに飾れるA5サイズにした。

やっぱりこうやってトップス・ボトムス・シューズ・アクセサリーの4枚をきれいに飾るとすごい楽しいし、きれい。アクリルフレームだから裏の説明も裏返せばすぐに読むことができる。映画は3回見に行って1セットは友人からもらって計4セットもあってどうしようと思ってたけど、あかりちゃん大好きだしこうやって飾れるってので有効活用できてよかった。PRも結構ダブったりするからトレード用とかじゃなければこうやって飾ったりシャドーアート(シャドーボックス)とかで数をつかって工作したりとかで有効活用したい。

2015年3月22日日曜日

月食でのターコイズフリンジの原因

天文学会に行って、そこであった高校生が発表するジュニアセッションにも行った。そのジュニアセッションのポスターで月食の本影の縁が青くなる、ターコイズフリンジ(Turquoise fringe)というのを測って検出しようとしたというところがあって結構面白かった。この現象自体知らなかったからそもそもリアルなのかってところからだったが、星ナビにも載っているしリアルらしい。そこでの彼らの説明だと成層圏を通っているから青くなるという説明だった。いやただやっぱりそこで思うのは月食が赤くなるのって青い光が大気中で吸収というか散乱されて赤い光が屈折することなんだからそこで青い光だけが直進して外側で縁になるの?って感じだった。まあそこでオゾン層が発光してるんじゃないかとかまた適当なこと言っちゃったんですが気になったので調べました。

結論から言うと高校生の彼らの言っていることが正しくて、成層圏中のオゾンによる吸収で青くなる。NASAのページでまさにそのページがあった。
http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2008/13feb_lunareclipse/
The source of the turquoise is ozone. Eclipse researcher Dr. Richard Keen of the University of Colorado explains: "During a lunar eclipse, most of the light illuminating the moon passes through the stratosphere where it is reddened by scattering. However, light passing through the upper stratosphere penetrates the ozone layer, which absorbs red light and actually makes the passing light ray bluer." This can be seen, he says, as a soft blue fringe around the red core of Earth's shadow.
 英語版Wikipediaの成層圏にあったこの写真のまさにこの白い部分、が成層圏。でオレンジの部分が対流圏。青いところはさらに上の中間圏だそう。

オゾン層は10-50kmぐらいだそうで、ターコイズフリンジがそれに対応していると考えるとじゃあ赤い光はどこを通っているのか。上の写真の赤い部分がそれだと考えられるけど定量的には?

月食中の月のスペクトルの分光をした研究があってそれで月食中に観測した月のある点に地球大気のどこを通ってきたのかを計算した結果だと下の図になる。
Yan et al. 2014
High resolution transmission spectrum of the Earth's atmosphere -- Seeing Earth as an exoplanet using a lunar eclipse
http://arxiv.org/abs/1405.4780
A点が4.2kmでB点が17.8km。つまりオゾン層の下の対流圏。

なのでやっぱり月食中が赤いのは地球大気下層、高度数kmから十数kmのところを通ってきているから(だから火山とかの影響も受ける)。赤い光は屈折して影の中にも光が入る。影のごく外側は高度の高いところを通ってきていてオゾン層で青くなる。高くなると空気の密度が小さくなって屈折率も小さくなるからほとんど直進して縁になるってことかな。逆にいうと影のどこを見るかで地球大気のどの高度を見るかに対応しているってわけだな。

あと補足だけど、なんで月食中の月を分光して観測しているかというと将来的に地球のような惑星が見つかってその大気を観測する時は月食のように、惑星をかすめてくる大気を調べることになる。その時にその地球のような惑星が本当に地球と同じようなのかって確かめるために月食で同じように観測して地球のテンプレを作っているってわけです。

2015年3月13日金曜日

院試対策投稿に対する今のコメントとか

なんかGoogleで「院試 対策」とかググると
http://tgrr-putan.blogspot.jp/2012/09/blog-post_13.html
が結構上に来て、見ている人も多いらしい。
この間の天文台のスプリングスクールでも見ましたって言ってたのがいたし、というか後輩でもいた。これから院試に向けてたぶんプレビュー数また増えるし、院試勉強どうしたらいいですかってのよく聞くんで一応、またコメントしときます。

あの投稿での方法はあくまでも付け焼刃的方法で、あれが参考になるとか言ってるやつはどうしようもないので、ちゃんと勉強しましょうということです。というかこのことについても記事の中で書いてるはずだけど。普通にこれまでの講義や演習のノートを見返して問題を解き直す、演習書の問題を解くということをしてください。