2014年2月25日火曜日

大学院の選び方

なんか院試の勉強法のページがめっちゃヒットしてるんで調子に乗って院試関連また書きます。

大学院の選び方をどうしたらいいのかという話。まあ学部の研究室選びと同じようなもんで、まあもうこれありがちなアドバイスなんだけど、研究より人で選んだほうがいいと思うんだよね。スタッフとの相性って結構重要。それと面倒見のよさね。面倒みてくれるか放任主義か。ここらへんミスると地獄だと思う。情報集めましょう。

あ、あと地味にスタッフというか研究室や大学が金持ってるか持ってないかは行きたい出張行けるかや買いたいもの買えないにもなってくるんでそこら辺もキー。これは大学院生特有か。ちなみに僕は研究費というか出張費については不自由してないです。科研費とか大学の制度あたり調べればわかるかな。

で、複数合格して迷ってる話。

例えばロンダして旧帝の院か、やりたい研究やってる先生がいる自分とこや〜大学院大学みたいに格落ちというか知名度で落ちる大学か、という2つ合格して迷ってる場合。というか体験談みたいなもんですが。

はっきり言うと迷ってるなら旧帝大とかネームバリューあるほう行ったほうがいいと思う。マスターで出たいと思ってるならなおさら。旧帝大のほうが就職を考えた時にオプション多いから。あとレベル高い人が周りにいるってのは重要。1人だと心折れそう。

やりたい研究で決めるってのは実質ドクターまで決めるに等しいから相当覚悟決めないと後悔するかもね。

これ同期とも話題になったんだけど、意見がきれいに半分に割れたんだよね。自分のやりたいこと優先で決めろ派とネームバリューで決めろ派で。僕はネームバリュー派だったんだけど。自分はやりたいことで決める派というかまあ同期全員がそうやって選んで進んできたわけなんだけど、あまり人には勧められないと思う。自分でも結構リスキーな道通ってるなあと思うわけで、それをこれが絶対いいよと勧めるのは気が引ける。

ぐだぐだ書いたけど、結局リスクと覚悟の問題です。

2014年2月23日日曜日

雪ノ下雪乃は生徒会長になりたいわけではなかった

と、やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。8巻を読み直して思った。以下ネタバレ含む。


じゃあどうしたかったのかというと傷つきたかったのだと思う。
「ま、雪乃ちゃんはそれでいいかもね。あなたは、何もやらなくていいんだもの。いつも誰かがやってくれるんだもんね?」p194
陽乃のセリフ。 本人は否定しているけど、これがきっかけで生徒会長への立候補を決めたはず。じゃあなぜこのセリフが雪乃を動かすきっかけとなったかというと、それはこれまで依頼を解決するにあたっては八幡の犠牲(本人曰く最も効率のいい方法)を使ってきた。

ある意味、八幡に犠牲を押し付けてきた面があった。だから、今度は私が犠牲を払う番だと雪乃は思ったのだろう。けれども、八幡の解決策によって雪乃が犠牲を払う番は失われた。

今回、1人で抱え込むしかなかった雪乃に対して、八幡は
そう。こいつなら、迷惑をかけても心が痛まないし、ダメージを負う負わない以前に自然体で致命傷。生きながらにして取り返しがつかない男だ。ある意味、俺に最も近しい存在だ。p258
という材木座と
 ぼっちは人に迷惑をかけないように生きるのが信条だ。(略)だから誰も頼りにしないし、誰にも頼られない。ただひとつ例外があるとすれば、家族くらいなものか。家族にだけはどれだけ迷惑をかけてもいい。俺はどれだけ迷惑をかけられても構わない。(略)その関係は理由を必要としない。p241
という家族、妹の小町がいた。

迷惑をかけてもいい。かけられてもいい。それは二人の関係がそんなことじゃ壊れないとお互いに信頼しているということだ。雪乃は八幡との関係はそんな簡単には壊れない関係だと思っていた。今度は自分が傷つくことでその関係が、奉仕部が壊れないということを証明したかった。けれども、八幡は奉仕部という関係が壊れさせないために(小町の願いで)、みんなが傷つかない円満な解決策を選んだ。奉仕部の関係はそういうふうに傷つかないように扱わなくてはならない欺瞞の関係だと八幡が思っていたと雪乃は感じたことだろう。だから
「なら……、問題も、私が動く理由も、なくなったのね……」p332
と言った。本物を求めていた雪乃にとっては、奉仕部の他の二人はこの関係に本物を求めていないと言われたようなものだったのだろう。

雪ノ下雪乃は生徒会長になりたかったわけではなく、傷つき、奉仕部が本物だと確認したかったのだ。



以下、ピングドラム的な感想。
ふと気づいたけど、八幡と冠葉って似てるよなと思った。その方法しか手段がない、自分が自己犠牲するのは当たり前だと思ってるあたり。そして先生から「君のやり方では、本当に助けたい誰かに出会ったとき、助けることができないよ」が企鵝の会にのめり込んでいった冠葉に対するセリフに思えるんだよなあ。葉山は晶馬で由依が苹果、雪乃は真砂子かな。そうやって見ていくと面白いかもしれない。

2014年2月12日水曜日

涼宮ハルヒの「なぜ私は特別じゃないのか」に対する答えはピングドラムの「だから私のためにいてほしい」

だと思う。キモオタなので気持ちよくダラダラ書きます。

ハルヒは小学生(中学生だっけ)の時にお父さんと甲子園(と思われる野球場)へ行き、自分がいかにちっぽけな存在ということを知った。これまで自分が楽しいと思っていたものが色あせて見えてしまい楽しく思えなくなってしまった。世の中にはもっと楽しく過ごしている人がいる。それが自分でないのはなぜだろう、なぜ自分は特別じゃないんだろうということに思い至った。だから自分が特別であるとアピールするためにいろいろな奇行をしていた。

これをピングドラム風に解釈すると、ハルヒにとってキョンに出会う前の世界は氷の世界で、いろいろな奇行をして自分が透明な存在じゃないということをアピールしていたんだと思う。

ハルヒの作中では親が出てこないけど、これがすぐにハルヒは親に愛されていない子というわけじゃないと思うんだよね。サネトシ先生と同じで、愛されていたんだけどそれに気づいていないという感じ。

ハルヒは自分が箱に閉じ込められている(or将来閉じ込められる)ことに気がついて、そこから出ようとしたのがいろいろな奇行だったんじゃないかな。で、キョンはそのハルヒが入っている箱、価値観に、曜日ごとに髪の結び目が変わっているということを指摘することで、ハルヒが気づく形で手を差し伸べたんだと思う。手を差し伸べられたことで、ハルヒは箱の中でも生きていけるようになった。

箱の中の、透明な存在になろうとしている人に対して手を差し伸べる「だから私のためにいてほしい」という行為。これが「なぜ私は特別じゃないのか」に対する答えだと思う。


以下輪るピングドラム18話の「だから私のためにいてほしい」についてのあらすじ

親から特別じゃない、いらない子になった多蕗は生きる意味を失ってこどもブロイラーで透明な存在になろうとしていた。その多蕗を透明な存在から救ったのは多蕗を助けに来た桃果の「私のために生きて」という言葉だった。

多蕗の罰を受けた冠葉と陽毬に抱き寄る晶馬。
晶馬「どうしてだよ…どうして…何も望んでなんかないじゃないか」
冠葉と陽毬を抱きかかえる晶馬によりかかる苹果。
苹果「私は違うよ。私は、晶馬くんたちのこと嫌いになったりしない。悲しいことも、つらいことも、無駄だなんて思わない。それが運命なら、きっと意味がある。私は受け入れて強くなるよ。だから」
というピングドラム18話。一番好き。

2014年2月8日土曜日

awkで'(シングルクォート)を出す方法とIDLで適当な.proファイルをコマンドライン上で実行する

完全にメモ帳代わりとなったブログ。
awkで出すシングルクォートをprintで出すには
\047
と打つ。他の方法は
http://gauc.no-ip.org/awk-users-jp/blis.cgi/DoukakuAWK_080
参照。

あとawkのprintでの行区切りをスペースから,(カンマ)で出すには
> awk -v OFS=,
とするとできる。

IDLのコマンドライン上で適当に作ったhogehoge.proファイルを実行する
IDL>.r hogehoge
で実行される。