2012年4月30日月曜日

天文クイズ

なんかGmailの過去の自分のメール見たら、高校時代にどうやら文化祭で発表というかなんかの企画のために考えた天文クイズが出てきたのでそのまんまコピペしとく。天文部だったしね。

惑星編
地球と一番大きさが似ているのは?
太陽に一番近いのは、遠いのは
小さいのは、大きいのは
惑星は2つのグループに分かれるのはどこから
朝早くと夕方にしか見えない惑星は?
肉眼で見える惑星は?
彗星の正体は?
土星の輪の正体は?
12月に観望期を迎える惑星は?
太陽系以外にも惑星はあるか?

恒星、銀河編
銀河って何
恒星はどのようにして光っているか
ブラックホールは本当にあるの
星はどこで生まれるか?
天の川の正体は?
星の色が違う理由は
太陽の絶対等級は
全天で一番明るい恒星は
宇宙はどのように出来たか
太陽は最後どうなるか

星座編
この形の星座は?
この星の名前は
占いで使う12星座はなぜ
~という星座は?
1等星が2つある星座は
星座の出来かたは
~という星座はいつ頃見えるか

暦、地球月編
流れ星の正体は
地球は1年間に何回転してるか
オーロラの正体は
月にはうさぎがいるの?
どのようにして月食、日食が起こるか
次の月食、日食はいつ頃
なぜ夕焼け朝焼けは赤い
季節の変化はなぜ起こる

ロケット人工衛星編
人類最初に打ち上げた人工衛星は
スペースデブリって何
火星、木星、αケンタウリまで歩いて、新幹線、ロケットで何年かかるか
のぞみ、かぐや、はやぶさって何

研究機関編
jaxa nasa naoj esaって何?
すばるはなぜハワイにあるのか

2012年4月29日日曜日

70ドルぐらいを募金に突っ込んだ話。

2010年の秋にハワイに行ったわけですが、そんときに使い残したドルが70ドルぐらい財布で眠ってて、それを今日、駅前でやってた募金(たぶんあしなが)に全額突っ込んだ。特に意味はないんですが、財布でずっと使わずに眠ったままだったので処分できてよかった。win-winな感じ。自分としても当分海外に行く予定はないので持っててもしょうがないので、両替して役に立ててもらえればって感じです。うわー俺いいことやっちゃったよー的な感じの気分が来るかと思ったけど、特にないです。あ、でも募金した自分にご褒美(笑)でアイス買って家に帰ってから食べました。自転車で漕いで汗書いてたから美味しかった。

募金してふと気づいたんだけど、ドル札だと1ドルでも紙幣なんだよね。1ドルでも10ドルでも100ドルでも紙幣だから、傍目から見たらどれぐらい出してるのかわかんない。だから1ドルぐらいでも気軽に募金できるんじゃないのかなあと思った。日本だと紙幣の最小額は1000円≒10ドルぐらいだからレベル高い。100円だと硬貨だからぱっと見、大目に見ても500円なんだよね。そこら辺が日本でチップとか募金とかがなかなか定着というか気軽にできない理由なのかなと思った。

あ、それだけです。

2012年4月17日火曜日

「愛の話なんだよ、なんでわかんないかなあ」

輪るピングドラム、面白かったけどブログにいろいろと書いてなかったので書こうかと。ピングドラムは
「愛の話なんだよ、なんでわかんないかなあ」
に代表されるように愛の話なんだよ、なんでわかんないかな~。このフレーズと宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」がモチーフというかバックにあるということがわかるとすげー話の構造というか流れがわかる。蠍の炎とはなんぞやもわかる。あといつだったかの朝日新聞夕刊に載ってた解説

がすごいわかりやすい。これが20話ぐらいのときに出てきてすごく理解を深めさせてくれたので未だわかんないって人は一読してみて。


小説版と公式ガイドは買って読んだからいろいろと語ろうかと。なんか自分の中でいろいろと思うところはあるけど、まとまってないのでこれを書きつつまとめたい。たぶんこの作品で描かれた愛と愛とはなんぞやは別記事で書いて語る。

ピングドラムはたぶんなかなかうまく言葉に出来ないけど感覚的にわかるって感じの作品なんだよね。だからこそわかんないって言う人がいるのもわかる。背景が荻窪とか丸ノ内線とかの現実の背景をもとにしてるから現実世界の話的に受け取っちゃうけど、これは寓話的な話なんだと割り切るといいのかもしれない。愛の話なんだよ。よく~って何ってのがあるけど、お前桃太郎で桃から人が生まれるわけないじゃんとか言わないでしょ? そんな感じ。論理的ってより感覚的なお話。

で、寓話性と完全に説明しきらなかったってとこがあるから、ピングドラムは見た人同士で話し合ってお互いが感じたことを伝え合って、やっと理解できる感じがある。いもげで見終わったあとに夜が明けるまで語り合ったのはすごくよかった。

この見た人によって違う印象があるってのはピングドラム作中の地下鉄爆破事件のモチーフになってる地下鉄サリン事件をどの年齢で見たのかってのがあると思う。90年代の亡霊に取り憑かれている、亡霊の感覚がわかるかってのが分岐点になっている。僕自身は95年は5歳の幼稚園児だったから何かすごいことが起こっているとしかわからなかったけど、幾原監督と辻村深月の対談のなかで辻村深月は「私たちは亡霊としっかり認識した上でそれを心に刻んでいる」と言っている。たぶん自分より10から20ぐらい年上の人から見るとすごい刺さるようで。


とりあえず取っ掛かりがないので主要キャラクター、晶馬、冠葉、陽毬、苹果について。上の新聞記事にもあるようにこの4人は親の愛を失った子たちなんだよね。というより多蕗とゆりも愛を失った子たちで、主要キャラクターは全員親からの愛を失っている。で、親からの愛を失った子たちの生存戦略の話が晶馬、冠葉、陽毬、苹果を中心とした話で、多蕗とゆりは愛を失った子たちがまた愛を見つけるという話。

晶馬は地下鉄爆破事件の犯人の息子でそれを負い目に思っていて、それである意味他人との関わりに一線を引いている。
「きみは、絶対に僕達を許さないよ。(略) みんなそうだった。みんな僕達から離れていって、僕ら兄妹は、三人だけで生きるしかなかった」

冠葉は夏目家の人間で親がピングフォースに入り、親が死んだことから高倉家に迎えられる。そして、いつからか陽毬のことを絶対に自分が守ると決めていた。
「俺が、お前を救って見せるからな」

陽毬は元々は見捨てられた子でこどもブロイラーに送られたものの、晶馬と運命の果実をわけあったことで高倉家に迎えられる。企鵝の会に傾倒する冠葉を止めるために自分の全てを捧げて止めようとする。
「誰かに見つけてもらえるって、すごく幸せなことだね」

苹果は地下鉄爆破事件の被害者の桃果の妹。事件をきっかけに両親の仲が悪くなったことから自分が桃果になれば、元通りになると思い、桃果の日記通りに「運命」を進めようとする。が、晶馬と出会ったことで自分は自分だということ、晶馬が好きということを知る。
「私は違うよ。私は、晶馬くんたちのこと嫌いになったりしない!」「悲しいことも辛いことも、無駄なんて思わない。それが運命なら、きっと意味があるもの。私は、受け入れて強くなる。だから」「だから、泣かないで」

真砂子は夏目家の人間で冠葉とは元々兄妹だった。が、マリオとともに真砂子は夏目家に戻される。冠葉を高倉家と企鵝の会から取り戻したいと思っている。
「言って。わたくしを大切な妹だと。(略)そうしたら、わたくしは未来永劫、あなたと一緒に呪われる」

多蕗は才能を愛する母親の下に生まれたが、弟が生まれ、自分のほうが才能がないと知ったことで自分は愛されないと思い絶望してしまい、こどもブロイラー行きとなるが桃果に救い出される。
「確認するんだ。桃果が僕に生きることを望んだ意味をね」

ゆりは美しいものしか愛せない芸術家の父親の下に生まれたが、自分は醜いと言われ改造をされていく。が、桃果が運命の乗り換えをしたことで救われる。
「桃果は私の見ている世界を変えてくれた」

まあ見ればわかる通り「ピングドラム」が冠馬から晶馬、晶馬から陽毬と分け与えられていき、最後に陽毬が冠馬に戻すから「輪るピングドラム」ということだよね。

たぶん背景の人間がピクトグラムなのは、背景の人間について自分が興味を払っていないモブだからってことだろう。大抵、主要登場人物が気を払うときはピクトグラムじゃなくなっているし。

なんかすげーぐだぐだしてきたので一旦ここで切って愛について次で語る。