2011年10月9日日曜日

ジェノサイド

某掲示板にておもしろい、このミス1位を取ると書かれてたのでジェノサイド買ってきて読んだめちゃくちゃおもしろかった。ハードカバーで2000円近くしたけどそれだけの価値は間違いなくあったと断言できるおもしろさ。作者は13階段の人で、13階段もおもしろかったけどこれもおもしろい。

ストーリーをAmazonから引っ張ると
内容(「BOOK」データベースより)
急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。
というお話。

 日本とコンゴ、それとワシントンで並行して進んでいく話が最後の章で一気に収束していくところは1ページ1ページ急ぐようにめくってしまうほど。登場人物の行動が誰かの運命を握っていたり、もっと大きく人類全体を左右するなどスケールが大きい。ハリウッド的な小説。600ページ近くあったけど2日で一気に読んでしまった。というより一気に読んでしまう力がある。

Amazonレビューだと作者の自虐史観がーという声もあるけど、それを差っぴいてもおもしろい。まあもう少し周りの登場人物を掘り下げたほうがもっとおもしろかったってやつには同意だけど。
手に汗を握るようなサスペンス、スケールの大きい冒険小説、SFを読みたい人におすすめ。映画1本分の価値はあると僕は思う。

読書の秋の夜長にでもどうぞ。

0 件のコメント:

コメントを投稿