2010年10月23日土曜日

「空気」こそ「けいおん!」がヒットした理由

京アニ八田社長が語る“ヒットの理由”とは?「けいおん!」監督も登場した講演レポート
http://b.hatena.ne.jp/articles/201010/1809
この中でけいおん!の監督がインタビュー受けてたのを読んで。

けいおんについては1期始まった時、1話見てクソつまんねえと思ったっきりですが。ここまでヒットするとは思ってなかったわ。

で、本題のけいおんがヒットした理由について。ちょくちょく考えたりtwitterでpostしたこともあったかもしれないが、丁度いい機会なのでまとめようと思う。

ヒットした最大の理由のキーワードは「空気」。女子高生の日常の空気を描き、視聴者はその空間の「空気」として存在していた。これにつきると自分は思っている。内容がないよう、と叩かれることがあるのも当然で「けいおん!」はキャラクターとその中の空気を楽しむことに特化したアニメ。むしろストーリー性を排除することでキャラクターのかわいさに焦点を絞ったとも言える。

まあでも女の子しか出ないアニメってのは他にもあるのに、なぜ「けいおん!」がここまでヒットしたのか。これは京アニ女子部とも言われるぐらいスタッフが女ばかりでその女だからこそ女子高生の表現がうまくいったから。それに加えて京アニのリアルな背景を加えることで、この「けいおん!」という世界がありそうな世界ということがあったからじゃないのかな、と。

>この子たちが生きている、ということを第一においた演技付けにしました。

監督もこう言ってるしね。本当かどうか知らないが、「けいおん!」は京アニが絶対ヒットすると思って作ってたという話を小耳にはさんだけど、まあ「らき☆すた」のヒットを受けて、あの女の子だけのゆるゆる空間に特化した「けいおん!」がヒットしたのは必然だったのかもしれない。

ここ数年くらいの傾向としてある、考える必要がなくアニメの世界の「空気」を楽しむアニメの代表が「けいおん!」だと思う。

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