2009年10月28日水曜日

ガラパゴス携帯

よく日本の携帯は「ガラパゴス携帯」と言われてる。
今、自分が使っている携帯は2007年1月に買ったW43Sなんだけど、この2年半全く替えたいと思うような機種はなかった。
なんで日本の携帯はこんななのか、それについて考えてみようと思う。

日本の携帯は独特の進化をしてるから「ガラパゴス」なんだけど、
その歴史の中での2つの大きな出来事はiモードと写メールだと思う。

まず、iモード。これに異論はないと思う。これによって携帯が「携帯電話」から「携帯」になった。
インターネットにつながり、日本の携帯文化の下地ができたとともに、パソコンからのインターネットとは断絶した。

次に「写メール」。これによって携帯電話につける機能、付加価値に光が当たることになった。
これ以降、各社ともに機種のスペック(カメラの画素数など)やコンテンツ(着メロ、うた)に力をいれるようになり、それに対応するように携帯も進化した。

さて、日本の携帯をここまで独特に進化させたのは独自の携帯文化が原因だと考えている。
それを誰が担っているかというと自分がよく馬鹿にするスイーツ(笑)層。
で、この層の携帯文化はどこから来たかというとポケベルではないか。
日本の携帯はポケベルから進化してきた。
と考える。
海外はそうではない。
ここに日本と海外の携帯が違うことを考えるときのヒントがあると思う。

そして、今流行りのスマートフォン。
日本は2000年代初期に携帯インターネットが整備され、さまざまな機能が付加された。
んでよくよく考えてみると、単純に機能としては日本の携帯は高機能だし、かなり早くから高機能化していた。
スマートフォンというジャンルに対して日本は携帯からアプローチし、どう携帯が進化するか
と考えている。
携帯のほうからアプローチするのが日本。海外はオープンソースのOS使っていたりと、パソコンのほうからアプローチしていると思う。

じゃあこれから日本の携帯はどうなっていくのか。
独自の文化を持ち、すでに1人1台以上持っている今、新たな成長は見込めない。
携帯会社はシェアの奪い合いになる。どれだけ魅力的なコンテンツが作れるかが勝負になる。

メーカーがこの先生きのこるには、やっぱり海外で勝負するしかない、スマートフォンで。
日本の携帯をdisってるけど、オフィスソフトとかのパソコンのソフトとの連携ができない致命的なところを除けば、機能だけならかなりいいところにあると思う。つまりソフトウェアがクソ。
ここを改善すればまあぼちぼちだと思う。

iPhoneという黒船が上陸した今、この携帯コンテンツとメーカーがどうなっていくかな。
iPhoneの素晴らしいところはタッチパネルじゃなくて、魅力的な機種とともに魅力的なコンテンツを抱え込んだことなんだよね。だからここまでヒットしてる。

まあ、自分が携帯選ぶ時はデザインと使いやすさ重視とそれなりの機能だけどね。
ソニエリのAndroido携帯とURBANO BARONEに期待。携帯はソニエリ信者なんでw

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