スキー滑降の選手は本当にすごい。恐怖に打ち勝ってる。で、思い出したのはNHKのミラクルボディ。ダウンヒルの王者スビンダルがどうやって恐怖に打ち勝っているのかというところ。事故したコースでも脳は反応してるのだが、それを乗り越えている。
理性で本能を抑える。
身近なとこで言えば講義中に眠くなったのを我慢する(僕は我慢しない)ということだろうか。他にも生理現象を我慢したりであったり、感情を抑えたり。
ところで感情は本能なのだろうか。好きであったり嫌いであったり、感情というのは様々な情報を処理したうえで得られる結果であるからこれは本能だろう、たぶん。
高度に社会が発達し、本能というのが邪魔になってくることが多くなってきた気がする。自分の感情を押し殺す協調性であったり、睡眠食事を削って働いたりが求められている。社会というのは囚人のジレンマで、一見不利であることをしなければ全体として利益が得られないことが多い、と僕は思う。
このまま社会が発達していくにつれて人類は動物的な本能というのをさらに疎んでいくのではないか。科学的に本能を抑制する、というのが進むかもしれない。
抗うつ剤だと鬱という精神を薬によって変えているけど、将来サプリメントのように感情をコントロールする薬が気軽に使われてるかもしれない。今でも戦闘機パイロットは精神剤で疲れを感じないようにしてるらしい。
いやいやもっと直接的に脳に電極を埋め込んで思考ごと乗っ取ってコントロールなんてことが…
睡眠は肉体的な休息より精神的な休息とも言われてるし、精神が人間をコントロールしてる。精神をコントロール出来たらもっと超人類的なものに進化するのだろうか。
いやでも本能というのを完全にコントロールできるようになったら人類はかなり進化するだろうが、とても怖い。感情までもがコントロールできるというのはむしろロボットに近い。自分の感情や本能がすべてコントロールされる。完全管理社会。「1984年」買ったけどまだ読んでないや。
それでもこの先人類がさらに発達するには社会を発達させるのが求められて、それにはやはり囚人のジレンマを乗り越える必要があって、本能は抑制されるべき、なのか?
と、ここまでなかなか勉強ができない言い訳を。
感情という本能をうまくコントロールできないから仕方ないね。
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