2010年3月2日火曜日

人種は行動に影響するか。

容姿は明らかに遺伝している。つまりDNAによって容姿が決まる。
DNAが人間の設計図だとしたら人種というのは明らかにDNAの差異によるものだ。
DNAがわずかでも違っていたら知能、行動に影響があるのではないか。
人種で知能行動に差があるのではないか。

自分はどこまで人の行動、知能がDNAに影響されているのか、と思う。
そんな中で人種による違いが脳容量、行動と知能にどう関係しているかについて書かれたのが
「人種 進化 行動」 J・フィリップ・ラシュトン 博品社
という本。
図書館から借りて読みました。

要約
脳容量の大きさ:ネグロイド<コーカソイド<モンゴロイド
知能(IQ):ネグロイド<コーカソイド<モンゴロイド
成熟速度:黒人が一番早く、次に白人、一番遅いのが東洋人
人格:黒人が一番非抑制的、白人は中間、東洋人は一番抑制的
婚姻の安定性(離婚、婚外子、児童虐待):東洋人>白人>黒人
平均して東洋人と黒人は対極にある。白人はその中間。
なぜこのようになったか、それは繁殖戦略が原因。r-K理論。
r戦略:子どもをたくさん産むことで子孫を残す。卵生産と性行動。
K戦略:大きな脳と社会組織を発展させる。
ネグロイドはr淘汰され、モンゴロイドはK淘汰されている。
これはアフリカでは予測困難な疫病などが原因で死に至るので増殖することで繁栄しようとする。
一方アジアでは氷河期を含む予測可能な冬に耐えるため、社会組織を発展させる必要があった。
白人家庭に入った黒人養子の観察によると環境より人種のほうが行動、知能に影響がある。

こんなもんか。間違いなく「危ない」本。しかし、とてもおもしろかった。
自分はどのレベルまでかはわからないがやっぱり人種によって差があると思う。環境的な要因もあるが、感じとしては遺伝子60、環境40ぐらいじゃないかなあ。純粋に好奇心からそれぞれの人種でどれくらいDNAに違いがあるのか知りたい。
そしてほぼ同じDNAの民族について比較すれば、DNAが文化を作っているのか、社会構造、地理が文化を作っているのかがわかると思う。まあ、実際は遺伝子、環境の両方が複雑に絡み合って社会はできているのだと思うけれど。

双子がたくさんいる高校、というか双子の教育研究しているところに通っていた。実際に遺伝子が行動を支配、人生を決定づけているのかな。一卵性双子の友人がいるけど彼らはどうなるんだろ。2人とも同じような人と結婚して、同じような生活を送るのだろうか。
そういえば高校の教師が口外するなよ(と言ってもここで書くがw)という前提で、天皇家というのは我々下々の民とは遺伝子が違う可能性を言ってたな。近親相姦などもあり、Y染色体を遺伝してきたことを考えてみるとそう考えるのは不自然ではない。
実際どうなんだろう。下々の民は外国とかといろいろ混ざってるかもしれないが、天皇家の遺伝子は古墳時代の日本人の遺伝子をそのまま受け継いでいるのかもね。

まあ、この本は面白いがかなり危ない。
人種差別に使われる可能性もあるしね。まあ英語版Wikipedia見ると予想通り使われてるっぽいが。これから生命科学がさらに発達して遺伝子の操作ができるようになってきたとき、さらにこの問題は大きくなると思う。
遠くない将来、遺伝子と社会というのが問題になるのでは?

自分が取る行動、思考は遺伝子が支配してるのか?じゃあ、自分って何?

0 件のコメント:

コメントを投稿