2012年9月27日木曜日

マイナスからのスタートの安倍新総裁

安倍晋三が昨日、自民党の総裁に復帰というかまたなったわけですが、悪いこと言わないからやめとけと。安倍はそもそも政策以前に、 ストレスが原因の一つである難病の潰瘍性大腸炎による体調不良で一度政権を放り投げたという悪い実績がある時点でもう無理なんですよ。今度の衆院選では自民が政権復帰かと見られている中で、一度ストレスによって体を崩した人間をまた首相という非常にストレスがかかる役職につけるのかと。いや、本人や信者というか支持者というかサポーターの方々は新薬で完治したと言ってますが、実を言うと僕の母親もこの潰瘍性大腸炎患ってて曰く「完治というのはありえない」と。「一生付き合っていかなきゃいけない病気」なわけです。完治したように見えるのは今の状況においてだからであって、また非常にストレスがかかる状況ではどうなるかわかんないわけです。

どこまで行ってもまたストレスによる体調不良で投げ出すんじゃないかという疑念がつきまとうわけです。そして、次回の衆院選の結果で安倍晋三が首相になり、この潰瘍性大腸炎で体調不良を起こしてまた放り投げた場合、安倍自身の政治生命が絶たれるのはもちろん、自民党はもはや解散せざるを得ないレベルのダメージを受けるであろうと。そのリスクを背負ってまで安倍を選ぶのかと聞きたいわけです。そこまで自民党に人材がいないのかと思ってしまうわけですが。

さらにこの体調面のマイナスとともに、マイナスイメージも大きいのではないかと思っています。
まずは前回の政権運営の時では叩けば埃が出る身体検査の甘さ、投げ出しは国会を開会して所信表明したのに辞任という最悪のタイミングと、もう脇が甘々でした。カツカレー3500円の件ですでにもうネットで真実の方々は「マスゴミの偏向報道」と息を荒くしてますが、マスコミが報道せずともあの衝撃的な辞め方は忘れてない人が多いはずとともに、「マスゴミ」と民主党に絶好の攻撃されることになるはずです。「突然政権を投げ出した人に、また政権を任せられるのか」と。

現状約7割が無党派支持政党無しと世論調査で答えていて、前回の衆院選は「自民にお灸をすえよう(棒読み)」という空気でこの無党派支持政党なしの層が動いて民主党政権が誕生しました。で、今回は「やっぱり民主じゃなくて自民じゃないとダメなのか」という空気が漂いつつあるから次に総選挙やったら自民党政権ができると言われているわけですよ。それなのにある意味「お灸を据えた悪い自民党」のイメージがある安倍がまた総裁になったということは、「自民は反省してないのか」というイメージがつきそうにも思えるとともに、これもまた攻撃の材料を提供していると思うんですがどうなんですかね。

地方票という党員の「民意」は石破だったのを永田町の論理で安倍を持ちだしたのは、またそれもイメージが悪いとともに、地方には不満がくすぶってて政権奪還とかいう前に党内の調整に忙殺されるのではないかと見てます。選挙前に党内がらみのストレスがかからないといいですね(棒)。

まあこんなマイナスが多いからこそ、民主党のほうから安倍新総裁誕生を歓迎する声が出てくるという笑えることになってるわけで。よっぽど政策やカリスマ性などでこのマイナスをカバーしなきゃいけないわけで大変ですね。無難に石破にしておけばよかったのに、国会議員の方々の投票でなんで安倍なのか、庶民の僕にはわかりません(笑)。

結構いろんな人が言ってますが、悪いこと言わないからトップじゃなくて影から操るなり、ブレーンになるなりしたほうがいいはずです。リスクやマイナス面を考えると。個人的には次の選挙、これどうなるかわかんなくなったと思ってます。野田は官僚の言いなりだとよく言われてますが、官僚の言いなりだからこそ鳩山菅のような敵失は期待できない状況で、追い風が吹いているとは言えマイナスからのスタートで次の選挙はどうなるのか、注目です。と他人事のように言って終わります。

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